建設発生土の受入れ



はじめに

首都圏では公共や民間の建設工事が絶えず行われ、それに伴い建設発生土が大量に発生していますが、都市化の進展に伴い建設発生土の受入れ地が不足しているという事態が生じています。

当社では、美山事業所内の採掘跡地の自然復元材として、UCRと東京活用土組合、八王子砕石協会が取り扱う建設発生土の受入れを行っており、首都圏の社会資本整備に貢献しています。

受入れに当たっては、森林法、採石法、都条例等の各許認可を取得しており、法令・基準等に従った土留かん止堤や洪水調節地等を設置する等して防災に努めながら、堆積場を植裁するなどして採掘跡地の整備・復元を行っています。

完成した土流かん止堤 34500㎥の容量を持つ第一調節池 緑化風景



UCRと東京活用土組合

東京都は、平成20年4月に「東京都建設リサイクル推進計画」を公表しました。この計画において「建設発生土は、自由処分にすると不法投棄等の恐れがあるため、原則として受入地は指定処分にする」とし、自然再生における活用として「建設発生土は採石等の採掘跡地の復元材等に活用し、自然再生に寄与することに努める」としています。

さらに、建設発生土は都が関与する公的な再利用機関を活用するとして、株式会社建設資源広域利用センター(略称、UCR)を挙げています。

UCRは、大量に発生する建設発生土の再利用を目的に首都圏自治体等が出資して平成3年に設立され、建設発生土の発生と受入れに関して協議と調整を行っており、国及び地方自治体、特殊法人、独立行政法人、国立大学法人、公益企業及び土地区画整理組合、再開発組合等からの発生土を扱っています。

一方、東京活用土協同組合は、平成11年に都知事認可により設立された組合で、東京都砕石工業組合の会員8社で構成され、会員の採石場跡地へ建設発生土を円滑に受け入れるための事業組合です。

前述のUCRと連携協力して、建設発生土の土壌分析試験による土質の確認をはじめ、搬入台数の調整、適正な運搬積載量の管理、証明書発行等の受入れシステムを確立して、建設発生土の円滑な受け入れに貢献しています。

当社も、東京活用土組合の一員として、UCRと連携しながら建設発生土の円滑な受け入れを行うことで、首都圏の社会基盤整備に貢献しております。
(当社のUCRでの発生土受入地表示は、八王子地区(2)となっております。)
東京活用土組合へのリンク


八王子砕石協会

八王子砕石協会は八王子市内で採石業・砕石運搬業者で構成する団体ですが、八王子市が行う公共工事から発生する建設発生土の受け入れを行っています。

当社も同協会の一員として八王子市の公共工事による建設発生土の受入れを行い、八王子市の公共工事の円滑な遂行に貢献しております。


ご相談を

建設発生土の搬入をご検討される方は、当社までご相談ください。
東京活用土組合、UCR及び八王子砕石協会をご紹介し、円滑な建設発生土の処理についてのご相談を承ります。

また、埋め戻し等に土砂が必要な場合もご相談ください。

尚、受入れに当たっては、
UCRが定める土壌分析試験結果で無害なものに限ります。
土質区分については、国交省省令土質区分基準の第1種から第3種までとなります。
ダンプカーの積載重量はUCRが定める積載とし、過積載はお断りしています。
搬入時間、シート掛け等のマナー、運行車両の登録制度などについて、地元地域との協定事項があります。
ダンプ入場時の注意事項についてはこちら